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立ち読み その3「検証過払い―多重債務問題の解決にならない過払金返還請求の実態」

今回は立ち読みではなく、図書館の書籍から。

検証過払い―多重債務問題の解決にならない過払金返還請求の実態

本書は、貸金業を営む任意団体が著者のため、
所々に「ん?」と「ハナにつく」表現もあり、
過払い金返還請求に対しての「恨み節」も随所にありますが、
債務整理の問題点も明記されていて、勉強になりました。

債務整理(過払い金返還請求)をする人ではなく、
それをサポートする人読んでほしい1冊です。

利息制限法・出資法や貸金業規制法43条の制定背景については、
今まで1番分かりやすかったと思います。

統計のデータもしっかりしていて、
自分に有利なように解釈していることを差し引いても、
とても参考になりました。

ただし、約3年前の出版ですので、若干データは古いです。

その中で、アイフルADRの記載がありましたが、
「あれから、もう3年もたつのかぁ〜」と思う反面、
「この時は、武富士が倒産とかSFコーポレーションが破産とか、
考えてもいなかったなぁ〜」と、ちょっとセンチになりました(笑)。

一番興味を持ったのは、「公平な債務整理のあり方」について。

現在は、債務整理を自分でするのか?
専門家(弁護士・司法書士)に依頼するのか?
依頼するのなら誰に依頼するのか?

そして、業者(担当)の対応もマチマチで、
誰が誰と話をするかで結果が変わってくるというのは、不公平かと。

俗に言う「当たりハズレがある」ワケですが、
切羽詰った状態で、ギャンブルみたいな選択を迫られるというのは、
ちょっと、理不尽かと。

また、現在返済中である程度グレーゾーン金利で借りていた人は、
再計算すれば過払いや債務不存在になっているかも分かりませんが、
そうとは知らずに返済している人がいる中で、
債務整理を機に、過払い金返還請求をしている人がいるというのも、
よくよく考えると不公平かと。

その解決方法の持論を展開していますが、
失礼ですが、いまいちピン!ときませんでした...。

共感できる部分としては、カウンセリング・教育の重要性。

お金(ファイナンス)に関して、日本人は「無知すぎる」かと。

人間、瀬戸際になると思考停止してしまいますが、
何かの知恵(情報)があれば、それ以前に手を打つことも可能。

営利最優先で、指導しなかった「業者」
目先のことしか考えず、しっかり考えなかった「利用者」
ほったらかしで、教育しなかった「国」

3者の「ツケ」が回りまわってきているのでは?と思います。

また、
過払い金返還請求によって、借金が減少する人もいれば、
返還請求・総量規制によって、業界全体が縮小して、
「借りたい人が借りられない」事態が起きているのも、事実。

「痛し痒し」な状態です...。

他にも思うところはあるのですが、
うまくまとまらないので(ヘタクソですなぁ〜)、
下記に目次を記載しましたので、
雰囲気だけでも感じていただければと思います。

立場が変われば考え方も変わってくるので、
100%賛同するワケにはいきませんが、
うなずける部分もあり、とても参考になる書籍です。
posted by 過払い太郎 at 2011年09月15日 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考文献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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